こんにちは。
久しぶりの更新です!いかがお過ごしでしょうか?
僕はコロナウィルス騒動で元気がなくなっています。これまで経験した阪神大震災や東日本大震災の自然災害と違った苦しさがあります。
感染症であるからこそ人間同士がいがみ合ってしまうのは心が痛みます。精神的に落ち込んでいる方も多いのではないでしょうか。
加えて日本も台湾も鎖国しているので台湾に行けないのは辛いです!本当に早く正常な世界になってほしいです。
さて、久々のブログは途中になっている宅建試験関連第3弾です!
これまでのブログで宅建試験の難易度、使用教材について書いてきました。今回は僕の宅建試験勉強方法について語ります。
LEC模試と令和元年度宅建試験の結果
9月中旬に受験したLECの模試、本番の宅建試験の得点を表にしました。
宅建試験は相対評価で合格が決まります。全受験生の上位15%程度が合格すると言われており、他資格のように難易度に関係なく60点以上が合格といった絶対評価ではありません。
従って合格率が上下する事なく合格率は毎年15%前後で安定しています。令和元年度宅建試験は合格点は35点以上、合格率は17%でした。
試験は四択問題が全50問です。合格ラインは一番高かったのは平成30年度試験の37点です。
つまり合格を確信できる点は38点以上(正解率75%くらい)です。それ以下だと問題の難易度によっては不合格の可能性があり合格発表までの2か月が不安ですね。
僕は資格予備校LECの模試が38点で合格判定。宅建試験本番の自己採点では最低41点で余裕の合格でしたw!
僕は知識ゼロの状態の6月下旬から勉強を開始、4か月間を学習期間としました。はっきり言って勉強開始2か月半で合格できた自信があります!感じ悪いでしょwww???
ただ僕は仕事をせず朝から晩までコワーキングスペースでずっと勉強をしていました。その勉強方法や考え方を次の章で紹介します。
「楽して合格!」みたいな飛び道具的な話ではありません。僕なりに合格を目標に計画を立案して真面目に取りんだ内容です。
宅建以外の資格試験対策とも通じるものがあると思っています!
宅建試験学習の進め方
僕は令和元年6月下旬から勉強を開始しました。それまで法律系の知識は全くありません。
勉強期間を4カ月間に設定した深い理由はなく「3か月で合格!」というキャッチフレーズをよく聞いたので1か月余裕を見て4か月間にしました。
勉強を始めるにあたり、上記図のような学習計画を作りました。
勉強期間を4段階に分け、次の段階に進んで問題ないか管理するように心がけました。「関所管理」と言っていたメーカー勤務のサラリーマン経験が活きました!
毎日の学習計画みたいな細かく計画を立案する必要はないですが、2週間単位くらいの到達目標は設定すべきと思います。ただダラダラ勉強しても効果がないですからね!
それではどのように学習を進めたのか説明します。
★学習で使用した教材については↑前回のブログを参考にしてください。
第1段階(2週間):学習内容の把握
第1段階は宅建試験分野全体像を把握する事から始めました。
具体的にはオンライン講座「オンスク」の講義動画の144回分(約25時間)を全て視聴。そしてメインテキストとした「みんなが欲しかった宅建士の教科書」を全ページ2回読みました。
講義やテキストを暗記するのが目的ではなく各分野の概要や暗記すべき内容などの宅建試験の全体像をつかむことが目的です。
宅建試験は出題範囲はすごく広いです。大量の講義動画を見て、600ページ弱のテキストを読むだけで退屈ですが、あらかじめ学習対象の全体像を知る事は大切だと思います。
第2段階(6週間):学習内容の理解と暗記
第2段階はシンプルに問題を解き、ひたすら暗記を繰り返しました。8月中旬まで6週間程度と多くの時間をかけました。
教材は①オンライン講座「オンスク」の練習問題約600問②ユーキャン分野別問題集(古本)③早稲田出版分野別問題集(古本)④LEC出版重要ポイント集。4冊の分野別問題を3周ずつ解きました。
しかし、単純に問題を解いただけではありません。間違った問題はもちろん、合格した問題も解説を読み理解してなければテキストを読み都度暗記する。その繰り返しでした。
多くの問題を手間をかけ回答→解説読み→テキスト読み→暗記を繰り返す事で各分野の知識がつくのは勿論、宅建試験特有の言い回し、出題傾向もだんだん解ってきました。
各問に正解するためではなく論理的に知識を吸収する為に問題を解きテキストを読む。試験勉強で最も大事な期間だと思います。
第3段階(4週間):実践形式への適応
第3段階では実践形式に慣れるため過去問題や予想問題に取り組みました。
宅建試験勉強で最も効果的なのは「過去問をやりまくる!」という話をよく聞きますが、僕は学習開始3か月目。試験本番まであと2か月の段階から過去問に取り組みました。
具体的には過去問題を12年分。予想問題を7回分取り組みました。
過去問題や予想問題は1回目だけは本番と同じ120分以内で回答しました。2周目以降は1問ずつ解き、解説とテキストを読み返しました。
例えば「4つのうち正しいのはどれか?」という4択問題の場合、間違いの3つそれぞれについて、どこが間違っているのかを解きながら、解説集で答え合わせしました。
そこでまだ理解できていない部分、暗記できていない部分、忘れてしまっている部分はテキストに戻り再度暗記しました。
手間がかかりますが、法律系初心者にとって宅建問題の言い回しは難解で、問題の言い回しが変わった途端に解らなくなる事が多いです。論理的に理解する事に力点を置きました。
また過去問から出題傾向を分析しました。宅建試験は、例えば46問目は絶対に住宅金融支援機構の問題というように出題パターンが決まっています。
過去問題のパターンから毎年必ず出る分野や、今年出題されそうな分野など傾向を分類しました。
第3段階終了時点で宅建試験合格レベルに到達する目標でしたので、実力を試すために資格予備校LECの模試を受験しました。
模試は問題がひねくれてて難しく試験対策として役立たない気がしますが、実力の現在地を把握するができました。
第4段階(4週間):苦手分野の克服
第4段階、最後の1か月は予備期間として苦手分野、出題必須分野に取り組みました。
これまで使った分野別問題、過去問、予想問から苦手分野を解いて、テキストを読み、忘れている部分は再度暗記を繰り返しました。
僕は前述のLECの模試で既に合格ラインだったので、この時期になると気が緩んで勉強時間も少なくなっていました。
免除問題の統計のデータが公表されるのは9月頃からです。48問目の統計問題は素直な出題パターンなので諦めずに勉強しましょう。
学習方法と注意してほしいポイント
知識を効率的に身につけるための方法を考えよう
前章、学習の進め方はどう感じますか?我ながら超真面目に勉強したと思います。
学習期間前半2か月は土日関係なく1日10時間以上は勉強しました。宅建試験合格に必要な勉強時間は300時間と言われていますが、僕はその3倍は勉強したと思います。
経験から極論を言うと宅建試験勉強とは暗記です。要点を効率的に暗記する事が重要です。
分野が広く内容が浅い問題なので条文を丸暗記するのはばかげています。既に要点が整理されているメインテキストは表を含む隅々まで徹底的に暗記するべきと思います。
暗記方法は人それぞれだと思いますが、黙読して、字に書いて、声に出して、講義音声を聞く。目と耳と手と口を使い覚えましょう。
テキストや予備校やアプリ選びに拘ってる人を良く見かけます。しかし教材や予備校は知識をつける為のツールでしかありません。
いかに効率的に知識を吸収するか?その為に何を使い何をするのかを真剣に考えましょう。
イージーミスしない為のテクニックを身に着けよう
宅建試験は4択で「正しいのはどれ」又は「間違っているのはどれ」という問題ばかりです。問題文をしっかり読んで短時間に独特な問題文の言い回しを理解する必要があります。
例えば問題文の「正しいのはどれか」部分にアンダーラインを引いて「間違っているのはどれか」と言う問題と勘違いするミスを防ぐ。権利関係なら時系列や人物の相関関係の図を書き問題を把握しましょう。
また過去問題から毎年必ず出る分野や今年でそうな分野など、出題傾向を分析して重点的に対策を立てるテクニックも必要です。場数を踏んで慣れる必要がありますね。
過去問の答えを覚えるのは勉強ではない!
最後に、前に少し触れましたが、受験生に「過去問信仰」が強い人が多いと感じます。人によっては最初に過去問をやって後からテキストを読めと言う人までいるみたいです。
注意してほしいのは、ただ過去問を覚えるだけではだめです。同じ過去問を何度も解いていると内容を理解してないけど答えを覚えて勉強した気分になってしまいます。
問題の言い回しを変えられても正解できるよう解説内容まで理解できるようテキストを読み込んでください。
過去問を回しながらテキストを何度も読み返す事が重要と思います。
いかがでしょうか?経験上、宅建試験は今から勉強を始めても、今年合格できる試験だと思います。
長くなったので今回はこれで終わりにしますが、リクエスト、質問があればお答えしますのでメッセージください!