こんにちは。
ついに都道府県を跨ぐ移動の自粛要請も解除されましたね!
単身赴任や学生で故郷や実家に帰省できなかった人も、漸く移動ができるようになりました。自粛要請が解け自由になったことで心理的にぐっと日常に近くなった気がします。
とはいえ僕みたいな普通の人間が海外旅行できる状態ではありません。開国第一弾はベトナムからのビジネス渡航らしいですが、まだまだ観光は無理そうです。
台湾政府は10月を目途に海外からの観光客を受け入れる予定らしいのです。この夏は国内旅行が中心となりますね!
いつまでも自粛している訳にはいかないので積極的に国内旅行して、経済復興に協力したいなと思います!という事で今日は国内の話題です。
鉄道マニアの血が騒ぐビックニュース
このブログは台湾が好きで台湾台南に住んでいた僕の台南生活ブログですが、時々日本の話題も書いています。
僕は食べる事が好きなので、台湾でも日本でも食べ物の話題が殆どですが、それ以外にも鉄道の話題も何本が書いています。
↑日本で唯一、定期運行している寝台列車のサンライズ出雲・瀬戸のシングルに乗って興奮して一睡もできないまま上京した話や。
節約鉄道旅行の必須アイテム「青春18きっぷ」の1回あたりの単価を安くする更なる節約方法などを書いています。
僕は小さい頃は鉄道マニアだったので今でも鉄道が好きです。廃線イベントに行くみたいなハードは活動はしていませんが新型車両に乗れる機会があれば積極的に乗ります。
鉄道関連の情報についてはある程度アンテナを張っています。鉄道ファンにとって今年のビッグニュースは2つあるのではないでしょうか。
ひとつは東海道新幹線の新モデルN700S系のデビューです。東海道新幹線は鉄道の花形、その新型となれば注目が集まります。またN700Sは短編成対応が可能で、台湾新幹線の新型車両に採用される可能性が高いと個人的には考えています。
そしてもうひとつの鉄道界のビックニュースは今日話題とする近鉄特急の新型車両「ひのとり(近鉄80000系)」デビューだと思います!
私鉄の有料特急といえば「東の小田急ロマンスカー」「西の近鉄特急」が2大巨頭だと思っています。その西の巨頭の新型車両という事で期待が高いですよね!
コロナ禍の最中、3月デビューと直ぐに乗ることができませんでしたが、ついに先週乗車してきましたので自慢します!
大阪⇔名古屋、大都市間を結ぶ名阪特急の魅力
大阪市と名古屋市という距離のある大都市間を結ぶ近鉄。有料特急を毎時2本運行して新幹線と競業する私鉄路線は日本でも近鉄だけだと思います。
昔は名古屋を出発して次の停車駅は大阪鶴橋というノンストップ運行をしていました。名古屋で乗り間違えると途中で降りられず大阪まで行ってしまうという悲劇がありました!
名阪特急の所用時間は大阪難波と名古屋途中、奈良県や三重県の通り約2時間。東海道新幹線の最短所要時間は50分程度なので、速さでは近鉄が負けます。
しかし、近鉄は大阪ミナミの中心、難波に駅がありミナミが活動の中心の方、観光の目的地がミナミの方にとっては、新幹線駅の新大阪から難波の移動の手間を考えると近鉄が有利です。
そして近鉄名阪特急最大の魅力は東海道新幹線に比べ料金が安い事です。巧くチケットショップを利用すれば東海道新幹線より3、4割安く移動できます。
近鉄名阪特急を利用する人は、出張旅費を浮かせたいサラリーマン、安価に大阪に遊びに行きたい学生など様々です。小田急ロマンスカーみたいな観光列車ではありません。
従ってビジネス需要と新幹線対策のために喫煙室が残っている珍しい私鉄特急でもあります。
近鉄は前述の大阪と名古屋以外の重要な拠点として、京都や奈良、そして三重の伊勢を中心とした観光地へも路線を持っています。
名阪特急以外の近鉄特急は観光列車の側面もあり、伊勢神宮の式年遷宮の年には伊勢志摩方面への新型車両を投入するのが恒例となっています。
直近では2013年デビュー、大阪、京都、名古屋から伊勢志摩を結ぶ「特急しまかぜ(近鉄50000系)」が有名です。
特急しまかぜは、グランクラス並みのシートや食堂車を連結するなど、JRを含めた日本の鉄道車両でも最高級の鉄道車両です。
近鉄は長距離路線があり、グループで鉄道車両メーカー近畿車両を有し、汎用化が進んでいて通勤電車主体の他大手私鉄とは違った存在感がある会社です。
そんな近鉄特急の中でも基幹路線の「名阪特急」に満を持して17年振りの新型車両が今日紹介する「特急ひのとり」です。
「特急ひのとり」プレミアムシート最前列の予約成功!
今回、6月に「特急ひのとり」に乗車しました。
6月21日現在、近鉄特急の指定席券は乗車日の1週間前の発売開始です。通常は乗車日1か月前発売ですがコロナ禍の影響で特別対応となっています。
折角乗車するので新幹線でいうグリーン車に相当するプレミアム車両!それも最前列を予約しようと思い、特急券発売日の発売開始時間10時30分に合わせネット予約しました。
(´・ω・`)<人気車両の最前列なんて秒殺で購入できないかな。。。と思っていましたが、平日だったせいか普通に予約できました!
近鉄はインターネット予約システムがあります。そこで号車座席指定できますので、どうしても最前列で乗りたい方はネット予約してみてください。
デビューして2か月経って落ち着いたからか、コロナ禍の影響か、特急券が買えない状況ではなく当日駅でも買えると思います。
ひのとりの料金は3階建てになっています。①普通運賃+②特急料金+③ひのとり料金です。
名古屋⇔大阪難波を例にとると。①普通運賃2,410円+②特急料金1,930円+③ひのとりプレミアム車両料金900円で合計5,240円!
東海道新幹線のぞみ指定席の名古屋⇔新大阪間が6,680円ですので、ひのとりは新幹線よりは遅いけど贅沢で快適に安く移動できます!
また、①の普通運賃に関しては近鉄株主優待券が大阪や名古屋のチケットショップには売っていますので更に節約できます。
令和2年6月中旬、難波のチケットショップでは980円で近鉄株主優待券が売っていました。コロナ禍の影響の深刻さを思い知りましたね。
それでは次の章で乗車レポートします!
ひのとりプレミアム車両に乗車!
今回は難波始発名古屋行きの列車に乗車しました。17時発に乗車したのですが、入線時間は16時55分くらいでした。大阪難波駅は奈良方面の列車が大量に入るので停車時間が短いです。
停まっている車両をじっくり眺めたいなら、ホームに余裕がある近鉄名古屋駅始発に乗った方がよいかもしれません。ホームには写真を撮る人が多かったです。
普通の近鉄特急のオレンジ色、名阪特急アーバンライナーの白色、しまかぜの白と水色、伊勢志摩ライナーのピンクと違い、ひのとりのボディーカラーは赤です。渋い色合いですね。
プレミアム車両1号車の入り口にはロッカーがあります。
プレミアム車両は半2階建てのハイデッカー車両。階段があるのでスーツケースなど大きな重い荷物は客室内には持ち込まず物はコインロッカーに預ける方式です。
近鉄も社内販売が廃止されましたので軽食や飲み物の自動販売機があります。ドリップコーヒーは200円。ソイジョイは100円でした。良心的ですね。
それでは1号車プレミアム車両を紹介します。
1号車プレミアム車両です。1両横3列、縦7列の21名乗りと大変ゆったりとした造りです。
シートは飛行機のビジネスクラスのようなシェルフラット仕様になっており、リクライニングしても後席に寄りかからない構造になっています。
1列目のシートに座りましたが、脚を最大限伸ばしても余裕があります。前後間隔は相当広く、東北新幹線のグランクラス並みだと思います。
シートは本革です。リクライニング機構は全て電動です。シートヒーターまで内蔵されています。カーテンの開け閉めも電動です。
プレミアム車両の最前列に座りましたので前面展望が楽しめます。先頭はガラス面が多くなっていますね。写真は大阪上本町駅を出発後地上に出て鶴橋駅に間もなく入線する様子です。
社内の様子です。シートが大きくて乗っている人の頭があまり見えません。この日の乗車率は肌感覚でプレミアム車両が4割くらい。レギュラー車両は2割くらいだと思います。
プレミアム車両は快適なのですが、鉄道マニアの血が騒ぐかして落ち着いて座っていられませんでした。
あと、全面展望を楽しみたい方へのアドバイスとして一人掛けより、二人側シートの方がシート配置の関係上見通しが良いと思います。
1編成6両の中間4両はレギュラー車両です。レギュラー車両は2列×2列の4列シートです。それでも座席間隔が広くシェルフラットシートです。
プレミアム車両に比べ高級感はありませんが、今の時期はプレミアム車両の方がお客が多いです。
レギュラー車両2列席で隣にお客さんが座る事は少ないので、レギュラー車両の方が快適かもですね。
写真のような通話ができる休憩スペースが用意されています。気分転換にも良いですね。
いかがでしょうか?現時点で日本最新の特急車両だと思います。
料金の割にスペースの使い方やシートが贅沢で、快適に移動できるコスパの高い車両だと感じました。大満足でした。今後、名阪の移動はひのとり一択です!
この夏に国内旅行を計画されている方、鉄道を楽しむ旅行というのも楽しいと思いますよ!