こんにちは。
3連休も今日で終わり。台湾旅行している方も今日か明日、帰国する方が多いのでしょうか。
ブログでは僕が日本で一時帰国した時の記事も時々書いています。台湾の事を知りたい人には不要な内容かもしれませんが。。。
これまで日本の記事では東京や名古屋がメインでしたが今日は大阪です。しかも2019年9月いっぱいで閉店してしまった中華料理屋さんの話題です。
閉店した店を紹介しても、読者さんは行くことが出来ないわけですが。。。今日は紹介するお店は多くの人に愛された名店だったのだと思います。ブログに書き残しておくことで、懐かしく読んでくれる関西人が多いのでは!?と思います。
大阪環状線京橋駅前のイオン京橋店(旧ダイエー京橋店)が9月末で閉店
紹介するお店はイオン京橋店の中にありました。京橋は梅田、難波に次ぐ大阪の繁華街です。
大阪ビジネスパークは高層ビルが林立する反面、風俗店やラブホテルや飲み屋が軒を連ねる雑多な部分もあり、東京の京橋とは随分違います。東京でいう池袋みたいな街と思います。
2019年9月末で閉店したイオン京橋店。1971年にダイエー京橋店として開店し47年!も営業したそうです。ダイエーがイオンに完全子会社化されイオンに移管した大型店です。
ダイエー京橋店は東京のダイエー碑文谷店、関西のダイエー甲子園店、九州のダイエー天神店などと並ぶダイエーで売上高トップクラスの旗艦店だったそうです。
旧ダイエー店舗だった象徴的なところは、ダイエーグループのハンバーガーショップだった「ドムドム」も営業していたことです。
昭和のスーパーマーケットといった雰囲気の店内です。僕の地元、東海地方でいえば、駅前に、こんな感じのユニーやジャスコがあったなと懐かしい気分になります。
僕は学生時代、ダイエー創業者の故中内功氏を題材にしたノンフィクション、佐野眞一著「カリスマ」を読んだのをきっかけに、ダイエーの凋落に関心をもっていました。
実際に嘗ての旗艦店の古びた姿を見ると、栄枯盛衰とか老いを強烈に感じます。自分と照らし合わせ、いずれ自分も弱ってしまうのだな。と悲しい気持ちになってしまいます!
イオン京橋店3階に今日紹介する中華料理店「大北京」がありました。このお店、イオンモールのテナントのレストランとは違う大型店です。店内の様子を記録に残しておきます。
宴会や結婚式ができる大型店「大北京」
今回は写真多めです。
スーパーマーケットの3階にある中華料理店というと、それ程大きくないと想像すると思います。しかし大北京は大型店舗で豪華。待合スペースまであります。
赤いカーペット、革張りソファー、デカい壺、屏風、掛け軸、観葉植物と素晴らしいセンスです!今からこの空間を作れ!と言われても無理ですね。時間をかけて出来上がった空間です。
お店はワンフロア―なのですが、無茶苦茶広いです。テーブル席、座敷にテーブルを置いた部屋、それに大広間。200人とか余裕で収容できる大店ですね!店員さんもお揃いの制服、男性は蝶ネクタイをしています。本当のレストランですね!
昔は、こういった会合や宴会や結婚式ができる大型レストランって大きな駅前には結構あったと思います。全体的に昭和を感じる素敵な空間ですね。
小さい頃、家族でダイエーで買い物したあと大北京で食べた!とか、会社の忘年会をここでした!など思い出ある大阪人も多いと思います。
絶品!懐かしい日本風中華料理
店頭のメニューの見本がすごいです。メニューの種類が多いです。炒飯やラーメンからフカヒレみたい高級料理、コース料理と何でも対応できるラインナップです。
見本のろう細工からして美味しそうです!台湾に住んでると、普段から中華料理いっぱい食べれるでしょ?と思う方もいるかもしれません。
台湾で食べる料理と、日本の中華料理は全くの別物です!日本に帰ってきたら中華料理屋に行きたくなりますよ!台湾在住日本人あるあるではないでしょうか?
僕は大阪の人間ではなく、新北京で過去2回しか食事をしたことがありませんでした。閉店を知って最後に食べに行きました。その時の料理を紹介します。
新北京ではメイン2種類の日替わりランチがありました。当日は白身魚のてんぷらと酢豚だったので注文しました。
2種類のメイン、本物の蟹肉とパイナップルが載ったサラダです。ご飯とスープがついて950円。ご飯はおかわり自由です。
味は最高に美味しいです。正に日本の中華料理です。奇をてらわず王道の日本式中華で優しい味わいです。職人さんがきちんと作っているのがよく解ります。
白米もスープを最高に美味しい。これは人気店で47年間営業できていたのがよく解ります。
こちらは知人が食べた春巻き定食です。知人がネットで調べ大北京の名物料理は「春巻き」だとのことで注文していました。
日替わりランチと同様に蟹肉とパイナップルが載ったサラダと一緒に提供されます。春巻き定食には叉焼もついてますね!
春巻きの皮は、小麦ではなく、薄焼き卵で巻いてあるそうです。1切れもらいましたが、春雨やタケノコ、豚肉などの具が沢山入っており美味しかったです。もう食べれないと思うと寂しいですね!
食べれなくなる前に行っておいてよかった!
イオン京橋店は再開発のため閉店したそうです。大都市では再開発のために立ち退き、閉店する名店って多いですね。
大北京で食事をしていると、多くのお客さんが店員さんに「イオンが閉店したあとは移転するの?」などと尋ねていました。そして店員さんは「いえ。移転はしません。9月末で閉店します」と答えているのが印象的でした。
閉店してしまうと2度と同じものが食べれない。そう思うと一時帰国したタイミングで食べれてよかったです。
ブログがいつまで続くかわかりませんが、京橋ダイエーの大北京が懐かしくなったら、ブログを読んで思い出してください!