【鉄道ネタ①】初体験!一時帰国中に寝台特急サンライズで上京してみた!

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こんにちは。

今日の話題は日本国内の鉄道です。台湾の記事ではありません。また、鉄道関係の記事が今回を合わせて2回続きます。ご了承ください!

僕は台南在住ですが、クレジットカード付帯の旅行保険の有効期限は出国後90日です。連続して台南にいると保険に期限が切れるので、3か月毎に日本へ帰国しています。

一時帰国時に日本で日用品を爆買いすることも目的ではありますが。。。

【リンク】台南在住者が教えるLCC受託手荷物料金の節約方法! 

今回の一時帰国時、東京へ遊びにいきました。その際の上京に利用した列車が、今回紹介する寝台特急サンライズ出雲・瀬戸号です。

このブログをよく読んでる方は、薄々気がついているかもしれませんが、僕は結構な鉄道好きです。しかし、寝台列車に乗ったことがありませんでした。

最近、歳をとったからなのか、少しでもやりたいとか、経験したいと思ったら、即実行しないと気が済まなくなってきました。

多分、ボケーっとしてるとすぐに時間がたってしまって、何もできないまま終わってしまうのが怖くなっています。

ということで、日本で唯一になってしまった、定期寝台特急サンライズに乗車してきましたのでレポートをしたいと思います!

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定期列車では日本で唯一の寝台列車「サンライズ出雲・瀬戸」

まずは、今回乗った列車、「サンライズ出雲・瀬戸」について簡単に説明します。タイトルにあるように、サンライズ出雲・瀬戸は日本で唯一定期運行している寝台列車です。

寝台列車とは、ベッドなど寝台設備がある列車を指します。夜通し走っていても、普通の座席列車は「夜行列車」と呼び、寝台列車ではありません。

嘗て、日本では多くの寝台列車が走っていました。その多くが、ブルートレインと言われる機関車が、青色の客車を牽引するタイプでした。

東京駅から九州方面、上野駅から北海道・東北方面へと毎日多くの寝台列車が運行されていました。つい最近まで、上野⇔札幌間を走っていた「北斗星」なんて有名ですよね!

サイライズ出雲・瀬戸は、東京⇔岡山間は連結して走ります。そして岡山⇔出雲市は「サンライズ出雲」。岡山⇔高松は「サンライズ瀬戸」として切り離されて運行しています。

僕は子供の頃、鉄道図鑑を見ながらブルートレインに乗ることに憧れていました。しかし、僕が住む東海地方は寝台列車との相性が悪く、乗る機会に恵まれませんでした。

今回、台湾から日本へ帰国する際、敢えて関西国際空港到着の便に乗り、三宮→東京間のサンライズに乗って上京することにしました!

サンライズの切符は当日購入可能か?

JRの指定席の切符は乗車日の1か月前から購入可能です。

しかし、台南在住の僕は、日本に到着するまで切符を買うことができません。また、関西国際空港に到着した直後に、サンライズに乗車する予定を立てました。

つまり、サンライズ乗車当日の夜に切符を買う事が出来なければ、東京へ移動できないという事です。

台湾にいるときに、サンライズの切符は当日購入できるのか?調べてみました。その多くは人気列車なので発売日当日(乗車日1か月前)に購入したほうが良い的な内容でした。

少しビビりましたが、もしサンライズの切符が売り切れなら、高速バスで東京へ行こうと考えていました。

そして、サンライズの乗車日当日。peachの高雄発、関西空港行きの便は、定刻より2時間30分ほど遅れ、関西国際空港に夜20時過ぎに到着しました。

サンライズは、大阪深夜0時発なので、列車に乗り遅れることはありませんが、早く切符を買わないといけません!

JR西日本の関西国際空港駅みどりの窓口は、外国人の行列でとても切符を買える状況ではありません。

サンライズで、唯一、券売機で買える切符「ノビノビ座席」の空席は、券売機で確認しましたが既に売り切れていました!

仕方がありません。ノビノビ座席以外の、寝台席の切符を買うため、JR新今宮駅へと急いで移動します。新今宮駅のみどりの窓口の営業時間は22時までです!

ここで、サンライズの切符を当日購入しようとしている方へ注意です。ノビノビ座席以外の寝台席(B寝台やA寝台)の切符は、みどりの窓口の有人窓口でしか購入できません!

サイライズ上りの三宮や大阪の出発時間は、深夜0時以降です。だからといって0時近くに駅に行っても、みどりの窓口は閉まっていて寝台の切符は買えませんので注意してください!

21時30分ごろ、日本一のスラム街、新今宮駅のみどりの窓口に行き、当日のサンライズの寝台切符の空きを確認したところ。。。みどりの窓口の駅員さんの回答は。。。

(・∀・)<ノビノビ座席は売り切れです。B寝台はソロもシングルもいっぱい空いてますよ!ソロはとんでもなく狭い、シングルは狭いですが、どっちにします?とのことでした。

当日の切符

結論として、金曜を除く平日の寝台は、乗車直前でも問題なく買えるようです。折角なのでB寝台の高いほうシングルの切符を購入しました!

しかし、寝台料金不要でお得なノビノビ座席は、平日でも早い段階から売り切れるみたいなので、発売日に買ったほうが無難かと思います。

少しでも長く寝台列車に乗っていたいので、新今宮から神戸三宮まで移動しました。

三宮→東京間の総支払額は、運賃9,290円+特急料金2,910円+寝台料金7,560円の合計19,760円です!

はっきり言って、日本⇔台湾のLCCの往復航空券代とほとんど一緒という衝撃的な高さです!日本から寝台特急が消えていく理由が何となく分かった気がします。

いよいよサンライズに乗車!

21時30分に新今宮駅でサンライズの切符を購入しました。サンライズの三宮出発時間は0時13分です。2時間半、待ち時間があります。。。

これなら、今日は、大阪のカプセルホテルに泊まって、翌日、新大阪から東京行きの新幹線に乗っても、費用面、時間面であまり変わらないな(´・ω・`)と思ったりします。。。

三宮ガード下

早めに三宮に着いたの、久々に神戸の街をブラブラと散歩しました。しかし、23時を過ぎていたので、街は静まり返っています。街をブラブラしたあと、0時頃、三ノ宮駅へ戻りました。

電光掲示板

三宮駅の電光掲示板には、京都方面最終の新快速が出たあと、サンライズ東京行きの表示があります。三宮駅で東京行きの表示というのは、今はこの列車しかありません。貴重です。

三ノ宮駅ホーム

三ノ宮駅のホームには、サンライズの乗車位置表示があります。昔は、九州へ行く多くのブルートラインの乗車位置表示もあったはずです。しかし今はサンライズだけです。

サンライズ到着!

いよいよ、定刻通りにサンライズ出雲・瀬戸が到着しました。各7両、合計14両の車両は大変ながく、また、一部がダブルデッカー(2階建て)車両になっており迫力満点です!

三宮駅から乗ったお客さんは、結局僕だけだったようです。三宮を出発したサンライズは、大阪駅に停まります。そして大阪駅の次の停車駅は静岡です。

京都にも名古屋にも停まりません。これこそが寝台列車という感じですよね!

サンライズシングル階下はガラガラ!

サンライズ2号車の配置図

僕は、サンライズシングル(B寝台個室)の切符を購入しました。シングルは2階建て車両の1階と2階にそれぞれ個室がある配置です。

僕は、何も指定しないで切符を買ったため、1階の個室でした。乗車直後に空室状況を確認しましたが、1階は殆ど空室。2階はほぼ満室でした。見晴らしの良い2階が人気のようです。

B寝台シングル個室内①

B寝台シングル個室内②

洗面所

個室内ですが、狭いながらもベッドがあります。B寝台はこのベッドのみが個室にある感じです。解りやすいたとえだと、狭いカプセルホテルのベッドといったところです!

個室には、浴衣、スリッパ、コップなどが備えつけられています。そして電源コンセントがひとつあります。また、ラジオや照明のスイッチがあり、好みに応じて調整できます。

サンライズがデビューして既に20年が経とうとしています。その割に車内設備は綺麗ですし、デザインも古臭くありません。結構真面目に作った列車だなと感心します。

部屋を真っ暗にして、車窓を眺めるといったことができます!これは寝台列車の個室ならではの醍醐味ですよね!普通の列車ではそんなことはできません。

初めての寝台列車に興奮して寝れなかった。。。。

明け方の休憩スペース

初めての寝台個室に興奮してあまり寝れませんでしたが、朝6時になると日が明るくなって、列車は神奈川県内に入ります。

通勤時間帯になっているので、個室で寝ながら見る車窓から、満員電車に乗っている背広姿のお客さんを見ることができ、優越感に浸れます!

サンライズの通路

寝れないので、列車内を見てみようと歩いてみました!列車内は木目調になっており、大変洒落ているうえ清潔感があります。

早朝にも関わらず、カメラを持った鉄道マニアらしき人が結構歩いています。寝台列車は、こういった鉄道マニアの人しか乗ることのない交通手段になっているのかもしれません。

そんなこんなで、サイライズ号は朝7時8分、定刻通りに終点東京駅に到着しました。

東京駅に到着!

サンライズに乗ってみた感想!

念願の寝台列車に乗ることができて、大変感激しました。

サンライズの列車内は、想像以上に清潔でした。個室が中心となっており、昔の寝台列車のイメージとは大きく異なるものだと思います。

また、大阪駅を深夜0時半に出て、東京に早朝7時に着く移動手段は、サンライズ以外、他にありません。

東海道新幹線の始発は東京駅に到着するのは8時30分過ぎですし、高速バスだともっと早い時間に大阪を出発する必要があります。

関西方面から東京へ向かうには非常に快適で、効率的な移動手段であると思いました。

反面、前述でも述べていますが、寝台料金として、B寝台のシングルは7,560円、安いB寝台のソロでも6,480円と大変高額です。

結果として総支払額が、大阪⇔東京間で2万円近くと高額です。※寝台料金不要のノビノビ座席はもっと安いです。これほど高いと、寝台列車に乗る人は少ないだろうと思います。

結論として、そう遠くない将来、定期運行する寝台列車は日本から無くなると思います。まだ、寝台列車に乗ったことない人は、ぜひとも、早いうちに乗ったほうがよいですよ!

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コメント

  1. maki より:

    こんばんは。寝台列車。懐かしい。九州人なので「ブルートレイン」馴染みがあります。高額料金を払ってまで乗車するDavidさんの鉄道好きが伝わります。新幹線や高速バスでは感じれない魅力、叶えたいことは、早めに!同感です。

  2. David より:

    makiさん

    いつもブログをご覧いただきありがとうございます。

    九州のブルートレイン懐かしです!
    あさかぜ、さくら、みずほ、はやぶさ、などなど東京から毎晩、九州各地に向けて運行されてましたよね!
    列車の名前は、それぞれ新幹線に引き継がれていますが。。。

    サンライズは個室中心なので、女性にもおすすめですよ!
    まあ、makiさんは、九州在住とのことなので、なかなか乗る機会はないかもですが!