GW直前!台南発の半日旅行③マニアにオススメ!日本統治時代の製糖工場!高雄にある「台湾糖業博物館」を紹介!

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こんにちは。

今日は、台南市から半日で行ける博物館を紹介したいと思います。場所は台南市内ではありません。高雄市北部の橋頭という街にあります。台南から比較的近いです。

台南旅行の目的が、台湾の古い街並み、特に日本統治時代の建物を見ることという方は多いのではないでしょうか?

古都台南には、日本統治時代の建物が多く残っております。代表的なものでは、林百貨店や、台湾国立文学館、土地銀行(旧勧業銀行)などが有名です。

今日紹介する日本統治時代の建物は、旧役所や旧デパートや旧銀行ではなく旧工場です。

何の工場かというと日本が台湾を植民地経営していた時代、力を入れていた製糖工場の跡地にある博物館です。日本統治時代の建物見物好きの方必見ですよ!

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「台湾糖業博物館」は高雄MRTレッドライン橋頭糖廠駅直結

今日のブログは、台南からの日帰り旅行をテーマにしています。台湾製糖博物館へのアクセスを先ず最初に説明したいと思います。

台湾製糖博物館の鉄道アクセスが非常に便利な場所にあります。高雄MRTを利用する場合、レッドラインの「R22A橋頭糖廠駅」が直結しています。

また、台南から台湾鉄道を使っていく場合、台湾鉄道「橋頭駅」からも徒歩圏内にあります。

台湾鉄道「橋頭駅」は、台湾鉄道と高雄MRTとの乗り換え駅です。高雄市街へ遊びに行く場合、台鉄から高雄MRTへの乗換が楽な駅です。

台南から台湾鉄道に乗って「橋頭駅」で下車する場合は、「橋頭駅」には普通列車(區間車)しか停車しませんので注意してください。台南駅からの所要時間は30分です。

「台湾糖業博物館」は台湾糖業の工場跡地

入り口

「台湾糖業博物館」は、台糖ブランドでおなじみ「台湾糖業」の工場跡地です。日本統治統治時代の1900年に開設されたそうです。三井財閥系の工場だったとの事です。

台湾には多くの三越百貨店がありますが、戦前から三井系の企業と台湾とのつながりは深かったのかもしれませんね。

終戦後は、台湾糖業に引き継がれて、1999年まで製糖工場として稼働していました。結構最近まで工場だったのですね。博物館と台湾糖業の事務所が併存しているみたいです。

日本との繋がりが深い場所です。博物館内には日本時代の建物が綺麗に保存されているので次の章で紹介します。

「台湾糖業博物館」にある日本統治時代の建物

工場長社宅

社宅事務所

「台湾糖業博物館」の代表的な建物である、工場長社宅(写真上)と、社宅事務所(写真下)です。

博物館内には、多くの日本時代の建物がありますが、この2つの建物は、保存状態が良く立派です。その他にも副工場長社宅の建物も残っています。

社宅事務所は、公民館的な役割としても使われていたようです。非常にモダンなデザインですよね。台湾にある日本統治時代の建物はどれもデザイン性に優れていると思います。

防空壕跡

防空壕の中

戦時中に掘られた防空壕の跡も綺麗に保存されています。70年ちょっと前までこの場所は日本で、空襲の恐れがあったのだなと改めて認識させられます。

防空壕の距離は結構長く立派です。中に入れますので歩いてみることをお勧めします。

工場跡地と美しい景色

煙突

倉庫

鉄道

鉄道車庫

満開!

豊かな自然

製糖工場跡としての建物もたくさんあります。どの時代の建物かよく解りませんが、歴史があるのは確かです。

日本統治時代、植民地経営において製糖に力を入れたのは、台湾が温暖な気候な事からサトウキビがよく育つからです。

製糖博物館には、収穫したサトウキビを運ぶ鉄道の線路が残っています。また車両は車両基地まで残されています。阿里山鉄道は林業用ですが、ここは糖業用の鉄道ですね。

博物館内は南国特有の深い緑に覆われ、綺麗な花が咲き、池の畔では子供たちが遊んでいる。何とも美しい風景です。台湾は豊かな土地なんだなと再認識します。

そして、100年以上前、我々日本人の先輩方が、何もなかったこの地を訪れ、新たに工場を作ったことは、凄いことだなと感じます。

今回は紹介しませんでしたが、博物館内には、砂糖に作り方などの展示もありますよ!

台糖直営の土産物屋で休憩を!

直売所

博物館の入り口には、台糖直営の売店があります。現在の台糖は、砂糖は勿論、食品や小売りなども手掛ける企業です。

店内の様子

ここでは、様々な台糖製品や台湾土産を買う事ができます。結構広いので見るだけでも面白いと思いますよ。

一番人気はアイスキャンディー

あずきバー

売店で一番人気の商品は、アイスキャンディーです。砂糖の会社だけに美味しいこと間違いなしです。いろいろな味がありますが、僕は小豆味を買いました。15TWDです。

味や食感は井村屋あずきバーに似ています。あずきのアイスは日本が先なのか、台湾が先なのか気になるところです。暑い季節ですので丁度良い休憩ですね!


いかがでしょうか?これだけの規模の日本統治時代の工場が残っているのは、台湾でも珍しいと思います。

台南からも近いですし、交通アクセスも良い場所、そのうえ入場無料なので、時間があったら是非とも見学してみてください!

場所


住所:高雄市橋頭區橋南里糖廠路24號

時間:9時~16時30分

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