こんにちは。
今日は、先日僕が嘉義へ日帰り旅行した場所の第2弾です!
前回は、嘉義観光ではメジャーな鉄道「阿里山森林鉄道」の車両基地兼鉄道公園を紹介しました。現役車両と動態保存車両の両方が楽しめる面白いスポットでした。
今回は、前回紹介した「阿里山森林鉄路車庫園区」から歩いて15分もしない場所にある、日本統治自体に建設された博物館を見学してきました!
想像以上に見応えがありましたので、紹介したいと思います!興味深い建築物だったので写真を撮りまくりました!今日は写真多めです!
嘉義散歩は想像以上に楽しい!
今回の嘉義日帰り旅行は、授業が午前中だけの平日、台南駅を午後12時30分に出て、夜20時に帰ってきました。移動は徒歩のみです。
行く場所は何も決めずに行きあたりばったりで、面白そうな場所に入ってみました。1回目の「阿里山森林鉄路車庫園区」で大満足だった僕は、次の面白そうな場所を探し歩きました。
歩き始めて15分くらいした時、古くて立派な建物の前に、15人くらいの人が待っている場所に通りかかりました。面白そうなので自分も並んでみる事にします。
大きな門の扉が閉ざされています。そして建物の周辺は高い壁に囲まれて、壁の向こうにどうなっているのか解りません。これはまさに刑務所の建物です。
この建物は、1919年(大正11年)、日本統治時代に建設された刑務所だそうです。現在は台湾の国定古墳となっており、「獄政博物館」という博物館になっています。
いやいや、適当に散歩しているだけなのに、これだけ短い距離のなかで、いろんな名所がある嘉義は凄いですね!
それでは、「獄政博物館」をじっくり見てきました。紹介します。
注意してください!獄政博物館の参観時間は1日4回!
獄政博物館の中を紹介する前に、注意事項があります。この博物館は自由に出入りができません。上の写真の門の扉が閉まっているのは自由に出入りできないからです。
参観ルールですが休館日(月曜日)を除く、火曜日から日曜日の①9時30分②10時30分③13時30分④14時30分が参観開始時間です。参観時間までに門の前で待っている必要があります。
それ以外の時間に行っても博物館に入れてくれません。
門の前で待っていれば入れてくれます。パスポートを提示する必要も、署名する必要もありません。それでは、博物館の中を紹介します。
獄政博物館を見学!
参観開始時間の14時30分に、ボランティアガイドの女性の誘導で中へ入ります。その時間帯だけ門の扉が開きます。
個人が勝手に見て回る事はできません。ボランティアガイドさんの誘導で、参観者が団体で見学していきます。団体旅行みたいな感じですね。
ガイドさんの中国語は完全には聞き取れませんが、日本統治が終了した時代以降もずっと使用していた刑務所なので、台湾時代に改築された部分もあるらしいです。
建物全体で言えることですが、デザイン性が高い気がします。写真の壁の模様は凄くお洒落ですね。現在でも十分通用すると思います。日本時代のものでしょうか。。。
牢獄という言葉で正しいのか解りませんが、牢屋が並んでいます。非常に狭い牢屋です。個室というか「独居房」というやつですね。窓の位置が異様に高いです。流石牢屋です。
団体参観者一行は、ガイドさんに誘導され、受刑者が労働する工場を案内してくました。どの建物も綺麗に維持されています。日本統治時代の建物は立派です。
植民地統治は刑務所まで建てる必要があるのですね。当然、派出暑も消防署も病院も保健所も建てる必要も当然ある訳で、植民地経営って結構コストがかかりますね!
お風呂場や、第2工場内の展示物などを眺めて博物館見学が終わりです。14時30分参観開始の回でしたが、15時30分前くらいまで参観していました。見応え十分です。
獄政博物館の中は、緑が豊かで綺麗です。建物自体も美しく面白い博物館だと思いました。
皆さんは、日本や台湾問わず、刑務所の実物ってみた事ありますか?北海道の網走とかに行けば、見学できる施設はあるらしいですが、僕は初めて刑務所の施設を見ました。
それに加え、日本統治時代、大正時代に建設された刑務所というのは、日本でも、あまり残っていないのではないでしょうか?
前回の「阿里山森林鉄道」とそうですが、台湾は日本統治時代の建物や施設を大切に保存してくれているなと感じます。
皆さんも嘉義散歩の時に参観してみてはいかがでしょうか?
場所
場所:嘉義市東區維新路140號
時間:参観時間 ①9時30分②10時30分③13時30分④14時30分(月曜休館)