こんにちは！
この1か月、ブログ冒頭は「今日の台南は暑い」としか書いていない気がします。それくらい台南は毎日暑いです。
そんな暑い台南在住の僕が、この季節にお世話になるのはドリンクスタンドです。台湾にはどこにでもドリンクスタンドがあります。
僕は、台南移住前、旅行で台湾に来ているときはドリンクスタンドを利用せず、コンビニでペットボトル飲料を買ってました。ドリンクスタンドは高いと思い込んでいたからです。
しかし、台南移住後、台湾のドリンクスタンドは、台湾のコンビニで買うペットボトル飲料と同等、または若干安いことを知ってから、飲み物はドリンクスタンドでしか買いません。
台湾のドリンクスタンドの定番はタピオカミルクティーです。しかし、折角台湾に来たのに、タピオカミルクティーだけ飲んで日本に帰るのは勿体ないですよ！
台湾のドリンクスタンドのメニューは多いです。なかには、日本人には想像できないメニューがあります。
今日は、台南のドリンクスタンド事情と、僕が面白いなと思ったメニューを紹介します！既にご存知の方もいるかもしれませんが、お付き合いください！
台南市内にはドリンクスタンドがいっぱい！
50嵐
紅太陽
台南には多くのドリンクスタンドがあります。台湾はコンビニが多いですが、台南市中心部に限って言えばドリンクスタンドはコンビニの数より圧倒的に多いです。
ドリンクスタンドは、大きな厨房設備や場所、特別な技術を必要としない為、参入障壁が低い業種なのだと思います。逆に競争は激しいですけども。。。
ドリンクスタンドには個人店もあれば、チェーン店もあります。フランチャイズ展開に適したビジネスですよね。
チェーン店は、台南では「50嵐」「茶の魔手」「紅太陽」くらいがメジャーでしょうか。その他にもフルーツティーで勢いのあるチェーンもありますね。
鮮自然①
鮮自然②
僕が好きなチェーン店は、僕のホームタウン台南発祥のチェーン店「鮮自然」です。他の店と劇的な差はないですが、「鮮自然」のお茶が一番美味しいと思っています。
中国語に先生と話していても「鮮自然は良い茶葉を使っていると思う」という先生が二人いました。
鮮自然のメニュー
「鮮自然」のウーロン茶
僕は普段、ドリンクスタンドでは、無糖の緑茶か、青茶か、ウーロン茶を注文します。タピオカミルクティーはあまり飲みません。
甘い飲み物が好きではないうえ牛乳も嫌いだからです。あとタピオカミルクティーを毎日飲んでいたら、色んな数値が悪化しますよ！そんな事を心配するお年頃なので。。。
鮮自然では緑茶とウーロン茶のLサイズで25TWD(約90円)です。台南市内のドリンクスタンドだと普通のウーロン茶Lサイズ25TWDくらいが一般的な値段だと思います。
Lサイズだと700ｃｃくらい量があるので安いですよね！
ドリンクスタンドは多彩なメニュー
台湾のドリンクスタンドは、基本の①紅茶②緑茶③青茶④ウーロン茶に、果汁や牛乳やタピオカなどをミックスしていくスタイルです。
台湾旅行あるあるで聞き飽きていると思いますが、台湾ではお茶に砂糖をいれて飲むこともあります。
従って、ドリンクスタンドでも、砂糖の量、氷の量、それに果汁や牛乳やタピオカなどをプラスするかを選ぶことが出来ます。その組み合わせでバリエーションは無限に広がります。
DIY感が溢れています。いろいろな組み合わせを試して自分の好みを見つけるのは楽しいと思います。
今日の本題です。中国語の授業で、台湾のドリンクスタンドの話になりました。僕は先生に質問をしました。
(´・ω・｀)＜台湾のドリンクスタンドにある「多多」ってどういう意味？
（・∀・）＜あ！それは「養樂多」の事よ！
(´・ω・｀)＜「養樂多？」ちょっと辞書で調べてみる！あっ・・・・・・・ヤクルトか。。。
(；´・ω・｀)＜緑茶とヤクルトのミックスって美味しいの？？？
（・∀・）＜うん！悪くないと思うわよ！試してみて！！
中国語の授業で、先生から料理や飲物を勧められたら、必ず応えることにしています。というわけでヤクルト緑茶を飲んでみることにしました！
①國華街のドリンクスタンド「心茶園」
「心茶園」
養樂多緑青がメニューにあり！
まず1件目は、みんな大好きBrutusでお馴染み國華街にある個人店「心茶園」です。このお店は安い割に美味しいので時々買っています。
いつもは緑茶かウーロン茶しか頼まないのですが、メニューをよーく見ると「養樂多緑青」があります。ヤクルトと緑茶又は青茶のミックスですね！
養樂多緑を製造中！
さっそく養樂多緑の大杯を注文しました。日本でもお馴染みのヤクルトを豪華に2本も使っています。
紙容器だったので、養樂多緑の様子が上からしか見えませが、確かに普通の緑茶ではありえない色をしていますね！明らかにヤクルトが勝っています！
ヤクルトのみだとくどいのですが、緑茶と合わさることで、乳酸菌飲料の酸味と緑茶の香りがマッチしてサッパリとした味わいです。
日本で子供が緑茶とヤクルトを混ぜてたら、親に「飲み物であそぶな！」と確実に怒られると思いますが、美味しいです！
ところで、台湾のドリンクスタンドではメニューで「多多」をよく見るのですが、このお店には「多多」はなく「養樂多」がありました。
中国語の先生は「多多は養樂多(ヤクルト)の事」と言っていましたが、なんだか違うみたいです。この謎は次の店で解りました！
場所
②南寧街のドリンクスタンド「涓記紅茶冰」の緑茶多多
涓記紅茶冰
前回のブログで紹介した定食屋さん「馨香小廚」の近くにあるドリンクスタンドです。こちらも個人店なのですが、普通のお茶が10TWDからと激安なのでよく利用しています。
【関連リンク】女性におすすめ！ヘルシーな台湾式定食屋さん。台南市南寧街「馨香小廚」
メニューに「多多」と「多酚」があり！
緑茶多多製造中
早速、緑茶多多を注文してみました！写真では解り難いですが、ヤクルトではなくヤクルト風の乳酸菌飲料で作っています。使っている量は豪華に3本です！
緑茶多多
このお店の緑茶多多は、ヤクルト風飲料を３本も使っているので、圧倒的にヤクルト風乳酸菌飲料の味と量が勝っています。これはこれで美味しいです。
飲み終わったあと調べてみると、「多多」とは、台湾の食品メーカー「統一」が製造販売している乳酸菌飲料の名前みたいです。
スーパーにも売っている！
これでやっと謎が解けました！中国語の先生は「ヤクルト」と「多多」を混同していたのです！「ヤクルト」と「多多」は似ているけど違う飲物です。
日本のスーパーでも、ヤクルトではない、ヤクルト風乳酸菌飲料って売ってますもんね！
③南寧街のドリンクスタンド「涓記紅茶冰」の緑茶多酚
「ヤクルト」と「多多」の違いがクリアになったあと、「涓記紅茶冰」にさらに緑茶多酚というメニューがあるのに気が付きました。
パワープッシュ！
一押し飲料らしく店の前にはのぼりまで立っています。折角なので緑茶多酚を注文してみました！
写真は撮りませんでしたが、「多酚」という黄緑色をしたヤクルト風乳酸菌飲料を４本も入れて緑茶多酚を作ってくれています。
緑茶多酚
４本も「多酚」を使っているので、緑茶多酚の７割方は「多酚」です。緑茶は３割くらいでした。出来上がった緑茶多酚は明るい抹茶のような色合いになっています。
「多多」は台湾の一流メーカー、統一の製品なのに対し、「多酚」はまた別の会社の製品みたいです。同じ値段で使う量が「多多」３本に対し、「多酚」が４本である理由かもしれません。
多酚は「多多風飲料」なのかも知れませんね！
ものまねタレントを、ものまねしてるタレントを見ている気分になってきました。
味はサラッとした乳酸菌飲料という感じで美味しいですよ！
場所
いかがでしょうか？今回、台南のドリンクスタンドで、緑茶と、色々な種類の乳酸菌飲料割りに挑戦しましたが、どれも美味しかったです！暑い季節にはありだと思います！
日本ではありえない組み合わせですが、台湾人の柔軟な発想には脱帽です。台湾を旅行したときは、是非、ドリンクスタンドに挑戦してみてくださいね！
乳酸菌飲料は無理でも、緑茶のレモン果汁割りなどは、夏にピッタリの絶品飲み物だと思いますよ！