こんんちは。
11月もいよいよ下旬ですね。今年も残すところ1か月強となりました。時間が経つのは本当に早いです。
台南生活が1年が過ぎた僕。1年以上住んでいると、移住当初は食べれなかった食材や香辛料が、今では問題なく食べれます。慣れとは怖いものです。
それに加えて、日本人観光客からはイマイチ魅力が解らないようなお店や料理の魅力も、今ではわかるようになりました。
これまで2回に亘ってお送りしている「台南市内での陽春麺屋で麺と滷味を食べ歩き」に関していえば、陽春麺も滷味も日本人観光客にはよく理解できない料理だと思います。
今日はシリーズ3回目です。マニアックな話題ではありますが、台南人の日常食を知るという視点で楽しんでいただきたいです。また台南旅行した時に試してもらえればと思います!
お店の名前はまんま「陽春麵」
シリーズ第3弾の今回紹介する、台南市開元路の「陽春麵」は台南市の南側、有名な観光施設「鄭成功文物館 」の正面にあります。
高速鉄道シャトルバスの停留所が目の前にありますので、高速鉄道で台南についた直ぐに「陽春麵」を食べたい人には最適なお店ですね!(そんな奴いねーか。。。)
この周辺は、国立台南大学があったり、台南一の名門女子高があったりと、文教都市的な雰囲気があります。台南市街地からも少し離れているので閑静なエリアです。
学生街だからか、今回のお店「陽春麵」は昼間のお客さんが多いです。陽春麵屋は夜から深夜にかけて営業するお店が多いので昼間営業は少数派かもしれません。
前回紹介したお店は朝から深夜まで営業していますがね!
「陽春麵」のメニューと店内の様子
メニューです。色々なメニューが記載されていますが、殆どが滷味の具材です。麺自体は湯麺(陽春麺)と乾麺(汁なし麺)に加えビーフンと至ってシンプルです。
このお店も、看板どころか店名まで「陽春麵」なのにメニューに陽春麵がないですね!陽春麵を食べたければ湯麺を注文しましょう!
滷味は台南の麺屋にある一般的な具材だと思います。若干練り物が多い気がします。非常にオーソドックスです。
注文ですが、麺は麺を調理しているカウンターに口頭注文。滷味は、滷味の調理カウンターで具材をチョイスして席番号を店員さんへ伝えてください。
スープは飲み放題です。自分でサーブします。スープの寸胴のなかには骨がゴロゴロしています。
写真の店内は明かりがついていないので薄暗いですが、席数の多いお店です。店内に加え、外もかなりの席数があります。台南の麺屋さんでは大店の部類に入ると思います。
場所柄なのか、お客さんに女性が多いからなのか、お客さんが多い割には、他の麺屋さんに比べて静かで落ち着いている印象を受けます。
「陽春麵」で食べたもの
①乾麵(汁なし麺)
乾麺(汁なし麺)です。麺の上にはちょっとしたミンチと青菜が載っています。台湾の陽春麺の麺といった非常にオーソドックスな見た目です。
このお店の乾麺は、何も言わずとも胡麻ダレが椀の底に敷いてある所謂「麻醬乾麵」です。胡麻の風味が効いていて普通に美味しいです。
価格は大きいサイズで45TWDです。大学や高校が近い立地だからか、現在の麺屋さん相場より若干安めの印象を受けます。
②滷味
滷味です。具材は豚バラ肉、豆干(固い豆腐)、昆布の3種類です。値段は35TWDです。かなり安いです!
味は、台南の麺屋さんの普通の滷味といった感じです。麺との相性も抜群です!麺の個性を殺さない名脇役的な印象を受けます。
上の料理の写真に「35」と書かれた白い紙が置かれています。これは値段を表すものです。
滷味は自分で好きな具材とチョイスして、ボールやらザルにいれて店員さんい渡します。店員さんが具材を刻んで煮込んで出来上がったら、席まで運んでくれます。
つまり、個人個人で具材の内容や量が違うので値段も違います。自分が注文した滷味の値段は、運ばれた時に店員さんからに告げられます。殆どの麺屋さんで同じルールです。
お店によっては、口頭のみで値段だけを告げられますが、このお店は紙に書いてくれるので大変親切だと思います。
最後に、麺の調理コーナーで、店員さんに自分の食べた麺と滷味の値段が書いてある紙切れを渡してお会計終了です。
今日紹介したお店の麺と滷味はどちらも飛び抜けた個性はないものの、安くて美味しいです。毎日通っても飽きない店だと思います。
台南人の日常に触れたい観光客は勿論、台南在住者にもオススメですよ!
場所
時間:11時~20時(日曜定休)