僕は無職なので住む街を選ぶことができました。仕事を目的に台湾に住む人とは違い贅沢な立場だと思います。移住先を台南に決めたのは直感ですが。。。
台湾でどの街にすむのが良いか、私なりの考えを紹介します。
台湾に移住を考えている自由人、大学の語学センターへ短期留学を検討されている方の参考になればと幸いです。
1.候補は台湾西部の各都市
台湾に詳しい方ならご存知でしょうが、台湾は人口、商工業が台北都市圏、台中、高雄などの西部に集中しています。花連、台東など東部の街は、観光がメインで人口も少ないです。
好みもありますが、車がなくても暮らせ、空港へのアクセスが良い台湾西部の台北~高雄の間の街が妥当だと思います。台北・新北、台中、嘉義、台南、高雄を比較してみます。
2.日本や台湾国外へのアクセス
2017年9月現在、日本へ定期便のある空港は、台北松山、桃園、高雄、台南の各空港です。台北松山は羽田空港行き、台南は関西国際空港行きの1路線のみ運行しています。
日本各地へのアクセスは桃園空港が便数、就航都市で他の空港を圧倒しています。桃園空港からアクセスが良いのは、当然、台北市と新北市です。
また、桃園空港から台中市街への直行バスは便数が多く、所要時間も渋滞がなければ、2時間強です。空港MRT台北駅での乗り換えの手間を考えると、台中のバス移動は楽だと思います。
アクセス順位 ①台北・新北→②台中→③高雄→→④台南→⑤嘉義
3.生活費で差がつくのは住宅費
台湾の外食費・交通費は日本より安いです。衣類や生活雑貨などの価格は、日本より高いと感じることはあるものの、台湾の都市同士では大差ありません。
価格差が大きいのは家賃です。首都台北市内の家賃は高く、1万TWDで綺麗なワンルームを借りるのは難しいです。東京に比べると安いが、その他政令指定都市と大差ない印象です。
台北以外の都市を比較すると、新北→→→台中→高雄→台南→嘉義の順番で家賃が高いですが、台中であれば1万TWDを下回る価格でワンルームを借りることは可能です。
生活費を重視するなら、台北市や新北市以外、台中、高雄、台南、嘉義などがおすすめです。
生活費順位 ①嘉義②台南③高雄④台中→→→⑤新北→→→→→⑥台北
4.台湾らしさ、雰囲気の良さ(※個人差あり)
主観的な話ですが、台北はどことなく日本の街みたいで魅力を感じません。台中や高雄は、都市型というより郊外型の現代的な街という印象です。「台湾らしさ」だったり、南国特有の雰囲気があるのは、古都台南や嘉義だと思います。
台湾らしさ順位 ①台南②嘉義→→③台中④高雄⑤台北⑥新北
5.移動のしやすさ
地下鉄やバス路線が緻密に整備されている台北市が圧倒的に便利です。次いで地下鉄がある高雄だと思います。台中は、バスの本数が多いうえ、8km以内のバス代が無料なのが魅力です。
台南と嘉義は、バスの本数も少なく移動が難しい街だと思います。また、レンタサイクルの整備も台北や高雄に比べ遅れている印象です。
移動しやすさ順位 ①台北②新北→③高雄→→④台中→→⑤台南→→⑥嘉義
6.結論:バランスがよいのは台中だと思う
日本へのアクセス、生活コスト、市内移動のしやすさ、街の環境等を考慮すると移住先としてバランスが良いのは台中だと思います。
賛否両論あるかと思いますが、皆さんのご意見ありましたら教えてください。
次回は、台湾で賃貸住宅を契約したお話を紹介します。