こんにちは。
少しドタバタしていまして久しぶりの更新となります。
12月になりましたが、台南の気温は夜でも20度を下回る事がありません。本当に暖かいです。
さて、僕が住む台南市東区。その中で勝利路、長榮路、林森路には、幼稚園、小学校、中学校、高校、女子高、神学校など数えきれない学校が立地しています。
台湾で一番「学校密度」が高いと思います。つまり東区は学生街なのです。学生街といえば、安くて旨くて量が多い店が必ずあるものです。確かにそういったお店は多いです。
それに加え、台湾と日本との違いかもしれませんが、台湾の学生街には、朝食店が多いです。
僕は通学で、勝利路を1キロ弱自転車で走りますが、その間に屋台を入れると30軒くらいは朝食店があります。
ただ、学生向けだからか、多くが蛋餅(クレープ)や三明治(サンドウィッチ)や漢堡(ハンバーガー)などを出すお店です。おじさんには少し重いです。
そんな中、僕の家から少し離れた東平路に美味しい朝食店があったので紹介します！
台湾の朝食といえば！
台湾の朝食と言えば？と聞かれたら何を思い出しますか？僕は真っ先に豆漿(豆乳)が思い浮かびます。
台湾では、豆乳は牛乳と同格の飲み物でして、コンビニでも普通に売っています。そして、「豆漿」が屋号に入っている朝食店が大変多いです。
勝利路辺りの学生街には、豆漿をメインにしている店≒店内で豆漿を造っている店が少ない気がします。
四海豆漿は夜19時開店、昼12時閉店の19時間営業!
今日紹介するお店は「四海豆漿」というお店です。同じ屋号のお店が、台湾全土にあると思います。台南でも僕の知っているだけで3店舗あります。
しかし、台南市内でも、値段や味がメニューが違います。同じ屋号である経緯は解りませんが、ボランラリーチェーンのような制約の少ないチェーン店なのかもしれません。
その中でも、僕が好きなのは東平路にある四海豆漿です。ここは、朝、お客が多く店内は殺気だっています。
しかも口頭注文のお店なので、僕がボソボソ話していると、店員のおばちゃんに怒られました。それ以来トラウマになり行っていませんでした。
四海豆漿(夜21時頃)
しかし、夜に自転車で通りかかると、バリバリ営業しています。Googleに聞いてみたところ、夜19時営業開始みたいです。
豆乳や台湾クレープや饅頭を、夜に食べる人なんているのかな！？と思います。でも、晩御飯に豆乳も悪くないと思い、よる19時の開店と同時に入店しました。
夜19時の開店直後は暖かい豆乳を売っていない！
気合い満々の僕は、18時55分にお店に到着しました。中国語の授業で、先生は「日本人は時間に正確過ぎる」と言っていましたが、僕もその通りだと思います。
メニュー表。何でも安い！
焼肉まん、焼き餃子、焼き小籠包等。出来ている料理は自分で取る。出来ていない料理は口頭注文。
中国語の勉強のつもりで、なるべく注文は口頭でするように心がけていまして、勇気をだして「鹹豆漿」と 注文しました。
すると、若い可愛らしい女性店員が「還沒」と言って、僕の後ろを指さします。よく見ると若い男の店員が大きな寸胴で豆乳を製造中です。
このお店は、夜に翌日正午までに売る豆乳を一気に造るみたいです。できたてを飲みたいなら夜に行ったほうがよいですよ！
焼きたての蛋餅(クレープ) 20TWD
焼餃子(1個４TWD)と焼小籠包(1個7TWD)
その日は仕方なく、蛋餅(クレープ)と、餃子、小籠包を食べました。値段が凄く安いです。10年前の台湾！？と思えるくらいの価格です。
開店直後なので店内で食べているのは僕だけです。
驚きです。凄い美味しいです。理由ははっきりしてまして、味付けがどうこうではなく、単純に出来立て熱々だからです。
台湾朝食あるあるで、蛋餅や餃子が、焼いてから時間が経っていて美味しくなかったり、油が古く感じたりで満足できない事って多くないですか？
しかし、夜の開店直後に食べると、外側がカリカリしていて美味しいです。出来立ては何でも美味しいということですね！
念願の「鹹豆漿」を食べる！
前日の開店直後に行って失敗した教訓を生かし、翌日の21時頃にお店に行きます。
僕を見ると、店員のおばさんは、笑いながら「鹹豆漿嗎?」と聞いてきますので、無言で頷き注文しました。
鹹豆漿20TWD
「鹹豆漿」とは、塩辛い豆乳の事です。暖かい豆乳に、葱、揚げパン、ザーサイ、肉デンブなどが入っています。
にがりが入っているのか、食べているうちに豆乳が固まり始めるのも特徴です。
このお店の鹹豆漿は美味しいです。出来立ての豆乳ということもあるでしょう。味も塩辛くなく、ほんのり甘味を感じます。優しい味です。
何より感激したのは値段です。この豆乳1杯20TWDです。激安です。同じ台南市内でも35TWDくらいが相場だと思います。
美味しいのに激安！感激しました。
店内は若者で満席。持ち帰り客で行列
満席の店内
饅頭も店内製造
夜21時を過ぎた店内は、学生らしき若者でごったがえしています。塾帰りや勉強中の息抜きにきているみたいです。
このお店の値段が安い理由は、学生街に立地しているからなのでしょう。
料理の味付け、価格設定、そして愛想の良い店員さん（夜担当の人）。愛情を感じる良いお店だと感激した夜でした。
場所
住所 台南市東區東平路136號